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2005年08月21日

物を書くという魔法。


ただそういうことを別にすれば,自分の意見を文章や作品として公表するっていうことは,自分のものであるけれども半分は公共物になるということなんですよ。そういう覚悟を,作る側も持たなければならない。

by 米沢嘉博編『マンガと著作権』 p.54 (竹熊健太郎氏の発言)


物を書くということ(それを発表すること)は,自分の一部を社会に切り売りするってことなのかもしれない。
クリエイターとかそういうのは,そうやって自分を社会に預けていくことなんだろう。

Melty Bloodであるとかレンタルマギカであるとか。
「人が魔法になる」という表現をしばしば見かける(きのこ氏の創作が前例があるかは不明)。
これも,そういうことなのかも。
物書きは自分の文章を社会に発表することで,自分を世界の魔法にする。
やがて自分が死んだとしても,その魔法は残るだろう。たとえば本というかたちで。

それが幸福かどうかはわからないけれど。
でも,言葉をつづる人々はみな,ひとつの魔法使いなのかもしれない。

投稿者 Myrmecoleon : 10:36 | コメント (384) | トラックバック