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2005年07月11日

司書たるもの。

myrmecoleonは司書というお仕事をしています。
たまに同業者のブログを見たりするのですが,なかなか考えさせられることがあります。

何をもって司書といえるのか。
図書館は何のためにあるのか。
われわれは十分に仕事ができているのか。

普段の仕事をこなしていると,こういうことを不意に忘れそうになりますね。
しばらくこの手のサイトまわりは無沙汰だったのですが,また再開しようかな。


わたしは,図書館というのは「知に出会う場所」だと思っています。
そして司書とは,その出会いを助ける仕事でしょう。

図書館の業界では有名なランガナタンという人は言いました。
「いずれの読者にもすべて、その図書を」
「いずれの図書にもすべて、その読者を」

図書と読者とが出会う場所を提供することこそ,
図書館というシステム,司書という仕事の,最大の目的といえます。
かつては図書は「知」をもっとも象徴する存在でした。
しかし,既に旧来の図書は「知」を代表するとはいえないでしょう。

自分は,単に書棚の器としての図書館というものは,
あと十数年のうちに,無くなるとは言わないまでもかなり縮小すると考えています。
たぶん,「本」というメディア自体の寿命がそのあたりまでではないでしょうか。
十年後に,本という形式が好事家の趣味以上に普及しているか,
と考えれば,現状のままの「図書館」が存在し続けることは困難です。

けれど,「図書館」という思想は,
本という形式にとどまらず,もっと普遍性のあるものだと思うのですよ。
知を集積し,整理し,それを求めるものへ,より的確な形で提供する。
万人が全知全能の存在になれないとしても,
知ろうという意思さえあれば,誰もが知ることへの道が開かれているという理想。

そのための手段は,必ずしも現在のような図書館という形じゃなくてもいい。
たとえばGoogleがやろうとしているような,
図書領域にある情報をインターネットに引き込む作業が成功するなら,
インターネット上のサービスを駆使するだけでも図書館的なサービスを提供できる。
それが図書館の代替となるだけの「出会い」を見せてくれるなら,
また,社会がそれを受け入れるのなら。
図書館はやがて,そういうネット上の“子ども相談室”のような存在になっていくのかもしれない(もちろん,それを「図書館」と名づける必要はないのですが)。

手段はなんでもいいのです。
「知との出会いの場が万人に開かれている」という理想に,
「成長する有機体」として,あらゆる方法を模索しつつたどりつけばいい。

自分は,そんな理想を信じてる馬鹿野郎です。
そしてその理想のために,
もてる力のすべて,知りうる技術のすべてを尽くして,少しでもいいから近づきたい。

それが初心だったな,とふと思い返した次第。

結局のところ,図書館にしろ貸出にしろ無料原則にしろ(業界以外の方失礼)
あくまでこういう理想を達成するための手段なのですよね。
別のより有効な手段が考えられるなら,
それが無料の原則に反するとしても実行する。
もちろん,使えるものなら何でも使っていくし,
コンピュータやWebサービスについては誰よりも詳しく使いこなせなくてはいけない。

社会にありうるあらゆる技術やサービスを駆使して,
それを駆使できないような人々が「知」と出会う手伝いをする。
そのための手段は書庫に本を蓄えること以外でもいい。

ただひたすらに,この「知」との出会いを起こすための仕事。
それが司書なのだと思う。
であれば,「司書たるもの」といえるだけの条件とは,

この馬鹿げた理想を信じ,そのためにあらゆる物事に通じ,理解し,駆使し,
そこに全力を尽くす覚悟をすること。

こんなところになってしまうのかな,と。


実際問題,理想的な司書っていうのは,理想的なサラリーマンでもあるのですよね。

コンピュータを自在に使いこなし,必要なツールの開発までできる。
さまざまな情報に通じ,最新事情も常に把握している。
どんな課題にも短時間で応えられ,しかも的確。
顧客が何を欲しがっているか,すぐさま察知できる。
どんな込み入った事柄も分かりやすく説明できる。
ついでに法的知識も語学も堪能,金勘定もOKで,しかも営業やロビー活動にも秀でていてウケもいい・・・・・・

いねえよそんなスーパーマン; と。

まぁ,理想と覚悟。自分の感覚だと,司書らしさというのはこんなところに落ち着いてしまうなあと。また,抽象的な話ですが。
とはいえ,こんな宗教モドキじゃ社会への説明はできませんしねえ。そもそもこちらが考えるほど,人々は「知」だのに会いたがってないのか。そんなことはないと思うのだけど・・・・・・やっぱこちらが下手糞なだけなのかなあ。まぁ,また考えましょ。

投稿者 Myrmecoleon : 21:59 | コメント (560) | トラックバック

2005年07月10日

解決。

インストール問題は翌日解決。
Windowsのファイル共有って,光学ドライブなんかもできるんですねえ。
別機を外付けCD-ROM代わりにして無事インストールできました。

新機種もわりと使いこなせるようになって,実質メインに。
旧機でアニメ見ながら新機で作業,という感じ。

読書は例になく高ペース。先日は朝・昼・夕で三冊読みました。全部ラノベですが
返してない本が何冊かあるので,そのへんどうにかしなきゃだわ。

お仕事はわりと空いてるのだけど,来週に新規採用希望者の業務説明会があるとか。
わたしも案内にまわされるらしい。突然言われたので準備もなくちょち不安。
自分も一年半前は似たようなことしたのだよなあ,と感慨深い。
(今年のは本試験直前らしいので,ちょい真剣度が違う気もしますが)


本日はこんなところで。

投稿者 Myrmecoleon : 16:24 | コメント (688) | トラックバック

2005年07月06日

モバイル新調

昨日新しいPCが届きました。
買っちゃいましたよ,パナソのちみちゃいノートの新型。

荷物が届いて第一声。
「軽いっ! これ入ってるのっ!?」

いや,わたしのカバンより軽いしこれ。さすが合計重量1kg未満はすごい。


実家に帰るときなんかに以前からのノートでは少し重すぎだったのですよね。
新型の軽いのがほしいなあと。
しかしこれは大違いだなあ・・・・・・。これなら毎日持ち運んでも大丈夫だわ。

動作も満足。
キーボードも小さいながら打てるし,タッチパッドも慣れてきたら使いやすくなってきた。
さすがにフルキーボードやマウスにはかなわないので自宅では外付け使いますが,これなら問題なし。

難点というかちょっと困ったことが,
ソフトのインストールにCD-ROMが使えないことか。まあ覚悟してたけど

せめてOfficeとPHSへの接続ソフトを入れたいなあ。
イメージファイルを焼いてDaemon toolsとかで読ませれば使えるだろうけど,
あのへんって著作権とかライセンスとかヤバそうな;
外付けのドライブを買うか借りるかするかなあ。ちょっと考えてみよ。

投稿者 Myrmecoleon : 07:28 | コメント (910) | トラックバック

2005年07月02日

旧交

ひさびさの更新。いつものことですね。

今週はちょいと嬉しいことがありました。
ネットで昔知り合ったきり,一年以上連絡のとれなかった某氏との再会。
わりと一期一会の世界ですからねぇ。盲亀の浮木。
改めて連絡先も交換。
まぁ,昔は夜通しチャットとかしてたけれど,今後はそうはいかないだろうな。
でも良かった。

ひぐらしは順調に進行。先週に仙台で目明かし編も購入。
自分の推理はわりといいとこついてるような気がしてるので,
公式の掲示板に投稿しようと思ったこともあるけれど,
まぁ,あくまで自分の中だけの推理にとどめておこうかなと今は考えてる。

本は例によって一日一冊ペースですねえ。いちいちエントリ作るのも飽きましたが(ぁ
吉岡平の『コスプレ温泉』がちょっと面白かった。
あと,昔好きだった作家さん,富永浩史の作品が近所の図書館に大量にあるのを見つけて,しばらく読みあさったり。ああ,あの作品とあの作品がクロスオーバーしとる;

お仕事は主に暇(ぁ
英語のページを更新したりして頭を痛めてたりもしましたが,急ぎの仕事はまるでなし。実質ルーチンの仕事がない分担ですので,企画が決まらないと動けないのですな。
来週は月初めのお仕事が入るのでマシですけれど,毎回の改善でガンガン高速化してるので二日もあれば終わるかもと。
今月気になるのは,出張付きの研修が一個入ってることでしょうか。はじめてなんですよね,一人での出張。ちょい不安。まぁなんとか。

先日は仕事の合間に「お裾分け」でサクランボをもらいました。
しかも商品になりそうな大きい奴。美味しゅうございましたよ。


ではではまた次の機会。ノシ

投稿者 Myrmecoleon : 12:34 | コメント (3) | トラックバック