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2005年05月07日

土曜の夕方アニメなどを見ていて。

運種(「機動戦士ガンダムSEED DESTENY」の通称)がそろそろ面白くなってきました。
前作SEED,今回のDESTENYともに,戦争の悲惨さ,矛盾,それに巻き込まれる少年達の葛藤,なんかが一つのテーマになっています(というか,ガンダム以来の共通テーマですな)。ここのところの回で,そのあたりがかなり強調されてきてますね。

早く愚かな戦争を終わらせるため,正当な戦闘によって事態を終結させようとするアスラン。
平和への理想を同じくしながら,妹の嘆きのために,知って戦場の混乱を引き起こすキラ。
そして戦争に家族を奪われた怒りだけを胸に,かつての恩人すら斬り殺すシン。

葛藤,矛盾。そして旧作のツギハギで作られた本日の「FATES」では,かつての悪の総元締め,クルーゼによってそんな現実すら「無意味だが,たとえ無意味な道だって,進むしかないだろう?」と救いのない言葉によって総括されてしまう。

今回の運種で描かれているのは,どうも「誰もが間違った世界」であるようです。
どこに落ちつくのか読めませんねえ。きっと監督も考えてないでしょう(ぁ


で,悪口と賛美を言いながら見てたわけなんですが,ふとアニメや漫画以外で,こういう戦争の悲劇とかを良質な娯楽として見せている作品って日本にあるかな? と,ちょっと疑問が浮かびました。
アニメなんかではまるで珍しくありませんね,こういう悲劇。確かにリアリティに欠けるかもしれませんが,それに触れること自体で,感触をつかめる部分もあると思います。
戦争への想像力を深めるという点で,ある面の良い影響を起こしてきたのは事実ではないでしょうか(悪い影響もあると思いますけど。主役ロボットでズガガガーン,とか)。
しかし,これに相当するものを他の媒体で探すと,戦場の悲劇とか矛盾なんかは,かなりお堅い文脈でしか表現されていないように感じます。特番とか映画とか。
まぁ,トレンディドラマでこれを表現するのって難しいとは思いますけどねぇ。映像をぬるく作るとダメ特撮にしかならないし。SFやファンタジーの世界観でしか表現できないものなのかもしれない。

ただ,そういうことを考えると,たとえフィクションでも戦争の悲劇(まさしく「悲“劇”」ですネ)が毎週当たり前のようにTVで流れてる日本って,なんなんだろうな,と。戦争になんてみんな行ったことがないのに,誰もが当たり前のように戦争を知っている。不思議な国です。

投稿者 Myrmecoleon : 2005年05月07日 20:09

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