« 『絶滅していく言語を救うために』 | メイン | 上遠野氏新作短編2作 »
2005年05月21日
『カーニヴァル化する社会』
鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』(講談社,2005.05 講談社現代新書)
旅行前に買い込んだうちの一冊。ほかは下記。この本は行きの車中で読む。内容は・・・・・・正直よくわからない。部分部分についてはよく飲み込めるところがあるのだけど,全体についてのまとまりがつかない。
一つの問題として,自身が社会学的な言説をあまり理解できない,っていうのがある。民俗学的な方向では肯けるアイディアはあるのだが,思想や社会学分野での言説をあまり説明せずに提示するところがあり,論理がよくつかめない。
加えて,そもそも著者自身が考えを十分消化し切れてるのか? とも疑問に思う。紹介されている言説自体はなかなか面白そうなのだが。
具体的な内容としては,
思想的な目的を欠き,ネタ的コミュニケーションのみを目的とする,社会の「カーニヴァル化」。
「私は私」と他者視点の自己イメージと自己の人格を切り分けることから来る「分断された自己」。
若者世代の就労問題にある「やりたいこと探し」と,躁鬱的な「ハイ・テンションな自己啓発」でしか維持できない労働状況。
自己の情報を外部の携帯電話やネット上のサービスにゆだねることにより,自己の意思決定を外部データベースに任せるデータベース依存。
といった感じ。
ひとつひとつの発想についてはこれはと思う要素もある。たとえば「やりたいこと探し」や「ハイ・テンションな自己啓発」については自分にも覚えのあるところであるし,データベース依存(著者は「監視社会」と言っている)は,自己知識外在化の傾向とみると,なかなか面白いところがある。
なんだけど,どうにも全体がはっきりと見えてこないなぁ,と思われるところ。「カーニヴァル化」よりも,データベースの方向のみでまとめた方がよかったのじゃないだろうか? まぁ,今後の活動を見守るとしましょう。
買った本:
福井健策『著作権とは何か』(集英社,2005.05 集英社新書)
山崎敏之『テレビアニメ魂』(講談社,2005.05 講談社現代新書)
(このエントリは5/28に書きました)
投稿者 Myrmecoleon : 2005年05月21日 00:00
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://myrmecoleon.sytes.net/MT/mt-tb.cgi/32
コメント
fzlenxqb zfvaixq pqboukir bgoexrk itna vnpmoeryl xbwpoc
投稿者 rfbqv omrzgdnch : 2007年08月04日 10:26
fzlenxqb zfvaixq pqboukir bgoexrk itna vnpmoeryl xbwpoc
投稿者 rfbqv omrzgdnch : 2007年08月04日 10:27
fzlenxqb zfvaixq pqboukir bgoexrk itna vnpmoeryl xbwpoc
投稿者 rfbqv omrzgdnch : 2007年08月04日 10:29
fzlenxqb zfvaixq pqboukir bgoexrk itna vnpmoeryl xbwpoc
投稿者 rfbqv omrzgdnch : 2007年08月04日 10:30

