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2005年05月15日
注目ニュース ~5/15
話題の少女監禁事件
まぁ,わざわざ取り上げる必要もないぐらい話題になっている話ですが。
家出少女,ハーレム,監禁ゲーム,首輪,チャットでの誘惑,ネカマ,保護観察処分下での転居と犯罪,養子縁組による改姓,『王子様』,母親の過保護,およびその自殺。
色々な要素が絡まり,掘れば掘るほどトピックの見つかる面白い(失礼)事件ですね。
どうも親族関係の甘やかしが激しいなあ(普通,保護観察下の子供が遠方に引っ越すのを認めますか?)と思っていたのですが,もっともひどかったのが母親だったらしい(彼にストーキングされていたと称する女性の証言by適当に見てたテレビ番組)。
彼が片思いしてふられた彼女を学校まで迎えに行き,彼の家に連れて行って置き去り,その後彼に乱暴されたことを告げても「許してあげて」。過保護もいきつくところまで行ってますね。その後この母親が自殺(小林容疑者は「父が殺した」とも)。徹底的に保護されていた小林容疑者はその喪失に耐えられず,監禁ゲームにはしり,犯罪行為を行うようになった,などというのがメディアでの説明。同じくTVで流れていた彼の祖父の証言(保護観察下で犯罪を犯していても自分に責任はない,孫は無罪だと思っている,最高裁の判決が出るまで言うべきことはない等)もなんだかなぁ・・・・・・という感じ。
確かに犯罪を犯したのは容疑者本人である。この不幸の責任は彼にある。とはいえ,彼をここまで追い込んだ家庭環境,その彼に惜しげもなくマンションや生活費を送ったと見える両親の行動,一度の犯罪発覚にも関わらず執行猶予に止めた司法,その彼が犯罪を犯すのをまるで止められなかった保護観察制度。そうした周囲の不備がなければこの事件は起こらなかったのだろうなぁ,と。
色々と困った事件ではある。ただ,これを契機に諸制度がもう少し真っ当になればよいですなあ。既に動きもあるようだし。
北朝鮮空爆の噂
核実験阻止へ先制空爆立案 米軍、B2など動員と報道
ステルス戦闘機を韓国派遣へ-米
米軍、グアムにF-15E戦闘爆撃機を12機配置
あくまで“噂”で政府筋なんかは否定してるわけですが。北朝鮮の核実験と呼応して米軍が動いているようです。まぁ,ちょっとは注意しておいた方がよいことかもしれません。
レイアウト自由のキーボード自作キット登場
キーボード自作キットなんてあるんですねえ。パワーユーザほどキーボードの悩みは色々あるとか。なかなか人気があるらしい。使いづらいQWERTY式を脱却して,インターフェイスまでカスタマイズする時代が近いのかもしれません。
「著作権侵害だ、自業自得」とHDDの全ファイルを消去するウイルス
「You did a piracy, you deserve it(お前は著作権を侵害した、自業自得だ)」
HDDの全ファイルを上記文章のテキストで上書きし,その上で全ファイルを削除するという最悪のウィルス。ファイル復元も一切不可(復活するのはすべて上記テキスト)。勝手にメールを送ったり,ファイルに感染して他人に転送するなどの機能はないようで,おそらく被害にあう人は少ないだろうけれど,ただただ破壊力が恐ろしい。
どのようなところに散布されているのかは不明。
文章からしてP2Pか違法ファイルサイトでしょうか。
感染してもメッセージなどは一切ないが,即時マシンが立ち上がらなくなるのですぐわかります;
著作権に留意するのはもちろんとして,怪しい実行ファイルにはご注意を。
MITにならえ──国内6大学が講義をネット公開
昨今の大学関係ではe-learningというのがわりと話題です。自分の職場なんかもわりとそのへんところが五月蠅い(図書館だけが叫んでも何もなりませんが)。簡単にいえば,インターネットとソフトウェアの技術を利用して,遠隔地教育や時間差教育,あるいはこれまでにできなかった新しい形の教育を実現しよう,という活動です。具体例としては,あるキャンパスの講義を別キャンパスでも好きな時間でも受けられるようにしたとか,授業のレジュメをPDFで配ってメールで課題を提出させるとか。
で,この領域で一番進んでいると言われていたのが,MITの「Open Course Ware」でした。このサービスは,MITで開講している多数の講義それぞれについて,講義のシラバス・資料・講義ノート,あるいは講義風景の映像などを電子化して公開しており,MITの高品質な講義を仮想体験でき,社会学習と関連して非常に重視されています。
今回,これと同様のことを日本でもやることになったそうで,今後が非常に期待されます。あるいは自分とこでやることなども考慮におかないといけませんねぇ。
ちょろちょろ見ると,本気で学生の講義ノートがそのままアップロードされている所もあれば,講義で使ったと見えるパワーポイントが載せられているところ,レジュメ風の文章の羅列だけが載っているところなどさまざま。日本語のみ,英語のみ,日本語英語両方など公開の仕方もさまざま。統一化よりも,それぞれの思惑にそった個性化に向かう様子。
当然考えられる問題として,
著作権の問題(講義では著作権の例外で許される転載も,公衆送信となると許諾が必要),
協力者の問題(教員によって理解がなかったり,あってもコンテンツを用意する能力がなかったり),
管理者の問題(上記のような問題に対し,管理側がちゃんと舵取りをする必要がある),
があり,ほとんどの大学で一部の講義分しか公開してない,あるいはほぼ完全公開している東工大についても概要以上のものが載っている講義が少なく(現時点では)実質的には電子シラバスの延長でしかない,などの状況を見ると,どこもかなり苦心していると想像される。
自分の母校が全講義について電子シラバスが公開されているという当時にしては珍しいところだったのですが,以前そこで「シラバスを見て講演の依頼が来たことがあるよ」と言っていた教員がいたのを思い出しましたねえ。
大学の講義は未だネット上にない知識(古いのも新しいのも)の宝庫ですから,GoogleやBNなんかの図書電子化活動とも呼応して,ネットの電子図書館化を推し進めることになっていくのかもしれません。少なくともたった今利用できるインターネット上の資料として,図書館員としては大注目するべき事柄ですな。チェックチェック。
投稿者 Myrmecoleon : 2005年05月15日 12:12
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